子どもでも釣れるの? 夏のアメリカナマズ釣り(2023年8月6日)

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手軽に大物が釣れると言われているアメリカナマズ釣りに、子どもと一緒に行ってきました。4月に初挑戦した時は残念ながら釣ることができませんでしたが、今回はリベンジ達成となるでしょうか・・・。当日の様子をレポートしていきたいと思います。

アメリカナマズ釣りについて

アメリカナマズは1970年代に食用目的で日本に持ち込まれ養殖されていましたが、逃げ出した個体をきっかけに大繁殖してしまい、生態系に影響を及ぼしていることから現在は特定外来生物に指定されています。雑食性で食欲旺盛なため誰でも簡単に釣ることができ、特に茨城県霞ケ浦水系では近年、釣りの人気ターゲットになっています。釣れる魚も40cm~50cmぐらいのサイズが中心で、子どもでも手軽に大物を釣れるところが大きな魅力です。

アメリカナマズ釣りに必要な道具やポイントはこちらの記事にまとめておりますのでご覧ください。

しかし簡単に釣れるという情報はあるものの、私個人の経験では、たくさん釣れる時もあればまったく釣れなかったりと、とてもムラがある印象を持っています。私自身の経験値や技量の問題もありますが、前回はボウズ(釣果ゼロ)だったため、今回は何としても釣りたいところです。

前回4月の釣りレポートはこちらからご覧いただけます。
12月の釣りレポートはこちらからご覧いただけます。

情報収集や仕掛けの調達

今回目指した場所は茨城県潮来市の常陸利根川です。すぐ近くには「潮来つり具センター」があり、店主の村田基さん(釣り業界では超有名人)を中心にスタッフの方がテレビ等でアメリカナマズ釣り情報を多数発信されています。店内にはアメリカナマズ専用のコーナーもあるので、わからないことがあれば立ち寄って相談してみるとよいと思います。

今回の釣り

今回の目的地は、潮来つり具センターからすぐ近くにあるJR鹿島線高架下脇にある水門です。現地到着は午前9時過ぎ。前回は先客がいたため少し離れた場所でやってみましたが、今回は狙いの場所を確保できました。

今回もぶっこみ釣りで狙います。
竿は小学生ぐらいの子どもでも何とか扱える3m前後の投げ竿を2本、仕掛けは自作の中通しおもり8号1本針を準備。エサはサバの切り身を短冊状に切って塩で締めて冷凍しておいたものと、イカの塩辛を用意しました。

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オリジナル仕掛け
塩で締めたサバ
イカの塩辛

ひと通り準備が終わったところで、子どもが1本、私が1本投げ入れます。距離は15mと30mぐらいの場所に投げ入れました。エサはサバとイカを1本ずつ竿に付けて反応を見ます。仕掛けを投げ込んだら三脚に竿を置き、ドラグを緩めて竿先に鈴を付けたら準備完了。今回は風が少し吹いており、こまめにたるんだ糸を巻きながらアタリの瞬間を待ちます。

待望のアタリ

開始15分。30m付近に投げ込んでいた竿に付けていた鈴がリンリンと激しく鳴り、竿が大きく曲がりドラグが鳴りました。間違いなく魚が喰いついたアタリです!

激しく引き込まれる青い竿(奥)

ドラグを締めて竿を持ち、次のアタリを待ちます。次に竿が引き込まれるタイミングで大きく竿をあおってアワセを入れると、竿が曲がって魚がかかりました!

魚の抵抗を受け格闘する子ども

そのまま一定の速度でリールを巻きながら魚を岸に寄せてきます。途中でゴンゴンと激しく抵抗する魚と格闘しながら、無事に釣り上げることができました!

40cmほどのアメリカナマズ

釣れたのは40cmほどのアメリカナマズでした! アメリカナマズとしては普通のサイズですが、これまで釣ったことのある魚の倍以上の大きさはあり、途中で結構暴れたので、子どもの力で巻き上げるのは結構大変だったようです。しかし大きな魚を釣り上げた子どもの表情はとても嬉しそうでした。

持ち帰るための処理

釣った魚は持ち帰って食べるため、すぐに血抜きの処理をします。胸ビレと背ビレにある鋭いトゲに刺さらないよう、雑巾を魚に被せてしっかり押さえた後、エラをハサミで切ります。バケツに水を汲み、その中に魚を入れると血が抜けていきます。ある程度時間が経ったら鮮度が落ちないようにクーラーボックスに移して冷やしましょう。

※アメリカナマズは特定外来生物に指定されており、生きたままの移送が禁止されていますので、持ち帰る場合は必ず絶命させてからにしてください

立て続けにヒット

1匹目がイカの塩辛で釣れたため、2本ともエサをイカの塩辛にして釣りを再開すると、ここからはアタリが頻発しました。そしてわずか30分の間に30cmと45cmの2匹のアメリカナマズを追加しました。1匹を釣り上げている最中にもう1本の竿にアタリが出たりして、バタバタと大忙しでした。

本日最大45cmのアメリカナマズとの格闘

特に3匹目の45cmのアメリカナマズはかなり手応えもあったようで、この格闘でだいぶ満足した(疲れた?)ようです。30分後に私も1匹釣りましたが、その後はアタリも減ってきたため、11時30分過ぎに終わりにしました。

アタリから釣り上げまでの様子は動画でもご覧いただけます!

最終結果

前回は釣れずに終わってしまいましたが、今回は大小4匹のアメリカナマズを釣ることができました! しっかり血抜きもおこなったので、あとは持ち帰って美味しく調理していきましょう。

血抜きしたアメリカナマズ

アメリカナマズを調理

持ち帰った魚を捌き、今回はから揚げでいただくことにしました。
アメリカナマズは表面にヌメリがありますが、熱湯をサッとかけて冷水にとった後、包丁でこそげ取るとキレイに取ることができます。背ビレと胸ビレのトゲに注意しながら捌いていきましょう。また、背骨が非常に硬いので骨を断つのが大変かもしれませんが、とても美味しい魚なので頑張って捌いてみてください。アメリカナマズの捌き方についてはこちらの記事でご紹介しています。

3枚におろして皮を引いたら、ひと口サイズに切って下味を付けます。

片栗粉をまぶして揚げていきます。

きつね色にこんがり揚がったら完成です。

脂の乗ったフワフワの身で、とても美味しくいただきました! 皮を引くことで臭みもなく美味しく食べられます。他にもフライや天ぷら、かば焼きなどでも美味しく食べられますので、ぜひチャレンジしてみてください。

今回のまとめ

今回釣りをしていたのは9時15分~11時45分の2時間30分程度でしたが、アタリが集中して魚が釣れたのは9時30分~10時45分の1時間ちょっとの間でした。そして最後の1時間は、それまでのアタリが嘘のように反応がなくなってしまいました。釣れた距離は少し遠めで、30m~50mぐらいの方が手前よりも反応が良かったです。アメリカナマズは群れで回遊しているという話もありますので、やはり時間や場所によってムラがあるのかも知れません。

エサはサバの塩締めとイカの塩辛でやってみましたが、今回はイカの塩辛の反応が良かったです。しかし過去にはサバやサンマで釣った実績もありますので、その日その日で反応が良いエサが違う可能性があります。今回のように何種類か持参して実際に試してみるのが良いかも知れませんね。

使用した竿は3m前後の投げ竿で、小さな子どもには扱いが大変かもしれませんが、小学校高学年ぐらいであれば十分に扱えるかと思います。投げ竿は重いオモリを付けて遠くに投げることができるため、川幅の広い場所や流れの早い場所でオモリを流されないようにする時に力を発揮します。竿自体がしっかりしていて丈夫ですので、アメリカナマズの強い引きでも問題なくやり取りできて、多少強引にでも寄せてくることがでます。これから道具を揃えるのであればオススメです。

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今回は前回のボウズから見事にリベンジを果たすことができました! 実際に釣り上げた子どもも、初めて味わった強い引きにかなり興奮している様子でした。ムラはあるものの、50cmぐらいの魚を比較的簡単に釣ることができるアメリカナマズ釣りは、釣りに少し慣れてきたお子さんにぜひオススメです。また釣れた魚は、食育も兼ねてぜひ持ち帰って食べてみていただきたいと思います。アメリカナマズは本当に美味しい魚ですよ。

最後に・・・
アメリカナマズは特定外来生物に指定されているため生きたままの移送が禁止されています。持ち帰る場合は必ず絶命させてからにしてください。
また、霞ヶ浦周辺では一部釣り禁止の場所もありますので、ルールを守って釣りを楽しむようにしてください。詳細は下記ページにてご確認ください。

◆茨城県ホームページ「釣りのルールとマナー」(外部リンク)
https://www.pref.ibaraki.jp/nourinsuisan/kasui/contents/ruleandmanner.html

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