ふなばしアンデルセン公園でカブトムシが捕れるポイント調査(2023年7月15日/土曜日)

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千葉県東葛飾エリア周辺で日中にカブトムシを探すなら、ふなばしアンデルセン公園がオススメです。近頃は昆虫採集が禁止されている場所も多いですが、ふなばしアンデルセン公園は虫取りOKのため安心して採集を楽しむことができます。今回は現地調査に行った情報をもとに、採集のコツをお届けしてまいります。

カブトムシがいる場所と駐車場

まずはカブトムシがいる場所と駐車場の位置を確認しておきましょう。

目指す採集ポイントは?

ふなばしアンデルセン公園は東京ドーム約8個分という広大な面積を誇る公園で、5つのゾーンでいろいろな体験をすることができます。その中で今回ご紹介するカブトムシ採集ポイントは、「ワンパク王国ゾーン」の北側に位置する「森のアスレチック」です(赤点線付近)。

ふなばしアンデルセン公園:園内マップ

採集ポイントの目印となるのは大きな遊具の「じゅげむタワー」や「ワンパク城大すべり台」で、道路を挟んだ向かい側に位置しています。

ワンパク城大すべり台の前が好ポイント

駐車場はどこがいい?

採集ポイントにもっとも近い駐車場は北ゲートの横にある北駐車場で、約300台分のスペースがあります。幹線道路からのアクセスも良く、ここを目指す方が多いのではないかと思います。

北ゲート

一方、南ゲートの前には約600台が止められる南駐車場があります。採集ポイントは北から南にかけて広がっているため、南側から探すのであれば南駐車場からでもそう遠くはありません。ちなみに今回私たちは南ゲートに並びましたが、採集ポイントの南端に到着した時にはまだカブトムシを探している人はいませんでした。

南ゲート

北駐車場と南駐車場のどちらがよいかと言われれば北駐車場になると思いますが、あえて南駐車場側から向かうのも悪くないかもしれません。なお、西駐車場と東駐車場は混雑時の臨時駐車場となっておりますので、北駐車場か南駐車場のどちらかを目指してください。

採集ポイントの特徴

採集ポイントとなる「森のアスレチック」は名前の通り、森の中にアスレチックが数多く点在しており、そこに生えているクヌギやコナラの木にカブトムシは集まってきます。

森のアスレチック

カブトムシがいるポイントの下では、鳥に食べられた死骸を多く見かけます。ちょっと残酷な光景ではありますが、これがひとつの目印になります。そしてたくさんのカブトムシがいるという期待感が沸いてきます。

鳥に食べられたカブトムシの死骸

服装や持ち物

続いては服装や持ち物について見ていきましょう。

まずは服装について。
昆虫採集は森の中で行いますので、虫刺されや木の枝で引っかいてしまうことを防ぐために、長袖の上着と長ズボン、帽子、そして運動靴がオススメです。ちなみにふなばしアンデルセン公園ではアスレチックや水遊びなども楽しめますので、目的に応じてほかの服装も準備していくとよいかと思います。

続いて持ち物について。
持ち物はカブトムシを入れる虫かご、採集に必要な軍手、スコップ、捕虫網、あとは虫よけスプレー(虫よけリング)や日焼け止め、絆創膏なども用意しておくとよいかと思います。

カブトムシは足の力が強いため、虫かごは網目タイプのものよりも飼育箱タイプのもの(写真)がオススメです。

飼育箱タイプの虫かごと捕虫網

捕虫網に関しては、できれば柄の部分が伸縮するタイプのものを準備できると理想です。せっかくカブトムシを見つけても高い場所に居て届かないと悔しい思いをします。また、葉が生い茂っているような木では大きな網が邪魔になる場合がありますので、網が小さい方が使い勝手がよいです。網の直径が14cmと小さく取り回しもよく、3段階の伸縮で最大265cmにも伸ばせる「NEWピンポイントハンター」などは非常にオススメです。

探し方のコツ

ここからは探し方のコツについて解説していきます。

狙い目は朝イチ

ふなばしアンデルセン公園の開園時間は9時30分です。夜の間は立ち入ることができないため、カブトムシを探すなら朝イチが断然有利です。ただし休日ともなると多くの親子連れがカブトムシを探しにやって来ますので、開園前から並び、まだ誰も手をつけていないポイントに入れるかが重要です。

今回訪れたのは2023年7月15日(土)。南ゲートから入園しましたが、開園15分前の時点で15人程度の人が並んでいました。

開園15分前の南ゲートの様子

朝イチの探し方

朝イチに採集ポイントに到着したら、まずはクヌギやコナラの木の根元を重点的に探していきましょう。クヌギやコナラはゴツゴツしたコルクのような樹皮をしていますので、慣れればすぐに見分けがつくようになります。

所々に木の名前も書いてあります

基本は土を掘って探すのではなく、木の根元に堆積している落ち葉をかき分けたり、草陰に隠れているカブトムシを探していく感じで、見つからなければどんどん次のポイントを探っていきましょう。とにかく誰も手をつけていないポイントを先に探すことが、カブトムシを捕まえる一番の近道です。

朝イチを逃した時の探し方

朝から同じ目的でカブトムシを探しに来る人もたくさんいますので、誰も立ち入っていないポイントはそうそう多くはありません。しかし、ふなばしアンデルセン公園にはたくさんカブトムシがいますので、朝イチを逃してしまってもまだまだチャンスはあります。ここからはじっくりと念入りに探していきましょう。

探し方のポイントは3つです。

■柔らかい土を掘ってみる
先ほど朝イチは土を掘らないと説明しましたが、それは効率よく探すためであって土の中にカブトムシがいないというわけではありません。木の根元の柔らかい土を少し掘り起こしてみるとカブトムシが潜んでいることがあります。また、木の根元でなくても、フカフカの柔らかい土の中に潜っていることもあります。実際に木から離れた場所を掘ってカブトムシを何匹も捕まえているファミリーを見かけました。ポイントはフカフカの柔らかい土です!(固い土にはカブトムシも簡単には潜れませんので、労力の割に成果はあがらないでしょう・・・)

土を掘る際の注意点ですが、金属のスコップなどで勢いよく掘り進めるとカブトムシを傷つけてしまう可能性がありますので、少しずつ優しく掘るようにしてください。また、昆虫の住む環境や木への影響を考えて、掘り起こした土は必ず元に戻すようにしてください。

木の根元を優しく掘ってみる

■遊具などの陰を入念に探してみる
アスレチックコースはカブトムシが隠れる場所がたくさんあります。例えば遊具の裏側の日の当たらない場所などです。今回も実際にアスレチックのロープの裏側に潜んでいるカブトムシを発見しました。時間は11時でしたので、こういった場所は他の人に見落とされていることも多く狙い目です。

遊具の陰でカブトムシを発見!

■木の上を探す
それでも見つからなければ木の上の方にいないか探してみましょう。ここでも狙いはクヌギやコナラの木です。カブトムシは夜行性のため、明るい時間帯はあまり活発に動き回っていることはありませんが、幹から生えた枝の付け根など、物陰になるような場所でじっとしているカブトムシを見つけられるかもしれません。

枝の付け根などを丁寧に探してみましょう

■採集時の注意点
森の中にはスズメバチや、ムカデ、毛虫、ヘビなど危険な生き物もいます。特にスズメバチは樹液に集まってきますので、見つけた場合は近づかず、そっとその場から離れるようにしましょう。危険生物についてはこちらの記事もご参照ください。そのほか、カブトムシ採集で出合う脇役たちをご紹介した記事もあります。

■採集時のお願い
カブトムシを自分で捕まえるということは、お子さんにとって最高の体験だと思います。夢中で探してたくさん捕まえたくなることでしょう。そしてそのすべてを持って帰ると言い出す子も多いと思います。でも持ち帰る時は必要な数だけにしていただけたら・・・と思います。みんながみんな全部持ち帰ってしまったら、いつか個体数が減って捕れなくなってしまいます。また、みなさんが捕まえた後にワクワクした気持ちを抱きながら探しに来るお子さんもきっといることでしょう。この感動的で貴重な体験を、自分のお子さんだけでなく、ぜひ他のお子さんにも味わわせてあげてほしいなと思います。

持ち帰り方

採集したカブトムシは元気に持ち帰って飼育したいですよね。持ち帰る際は飼育箱に葉っぱや小枝を敷いて、カブトムシがひっくり返っても起き上がれるようにしてあげましょう。また、小さな虫かごにはたくさんカブトムシを入れ過ぎないようにしましょう。傷つけあってしまうことがあります。

車で持ち帰る場合、寄り道などで車内に置きっ放しにすると温度が高くなって死んでしまうので、長時間車を離れる際はご注意ください。

家に帰ったら、ちゃんとした飼育用の環境を整えてあげてください。

今回の成果

今回初めてふなばしアンデルセン公園でカブトムシ採集を行ってみましたが、自力で捕獲できたカブトムシはオス1匹だけでした。朝イチでポイントに到着したまでは良かったのですが、要領がわからずモタモタしているうちにたくさん人が来てしまいました(笑)。しかし周りでカブトムシを探していたファミリーの方々の虫かごを見せていただいたら、割とみなさん何匹かずつ捕まえている様子で、豊富にカブトムシがいることを実感できました。途中で採集のコツを聞いた時にカブトムシを譲ってくださった優しいお父さんもいらっしゃいました。ありがとうございました!

持ち帰ったカブトムシ

採集に行ってみて気づいたことは、クワガタよりもカブトムシが圧倒的に多い印象でした。もちろんクワガタもいると思いますが、クワガタを目当てに探しに行くと苦戦するかもしれません。

それから意外だったのは、目の届く範囲で樹液がほとんど出ていなかったことです。カブトムシがたくさんいる場所だと樹液に集まってくるイメージを勝手に持っていたのですが、ここのポイントはそうではないようです。それでもたくさんのカブトムシを見かけることができるということは、本当に豊富にいるということなのでしょう。

まとめ

今回はふなばしアンデルセン公園で7月にカブトムシを捕まえるコツをご紹介いたしました。ここにはたくさんのカブトムシがいて、多くのファミリーが採集を楽しんでいました。公園もキレイに整備されているので、初めてカブトムシを探しに行くにはとてもよい環境だと思います。子どもの憧れの昆虫であるカブトムシを自分で見つけて捕まえる喜びをぜひ味わってみてください。この記事がカブトムシを手にするヒントになれば、とても嬉しいです!

船橋アンデルセン公園 基本情報

住所〒274-0054 千葉県船橋市金堀町525
交通アクセス◆電車からのアクセス
各鉄道駅よりバス
「三咲駅」(新京成線)
「船橋駅(北口)」(JR・東武アーバンパークライン)
「北習志野駅」(新京成線・東葉高速線)
「小室駅」(北総線)
◆車でのアクセス
常磐自動車道「柏IC」から約40分
京葉道路「花輪IC」から約40分
東関東自動車道「千葉北IC」から約30分
東関東自動車道「谷津船橋IC」から約40分 ※東京方面からのみ
営業時間9:30~16:00
※4月8日~10月31日の土曜日・日曜日・祝日、3月20日~4月7日、6月15日、7月20日~8月31日の全日は9:30~17:00
休園日月曜日
※ただし春休み、ゴールデンウイーク、夏休み期間は営業日あり
開園時間・休園日カレンダー(2023年4月~2024年3月)
入園料一般:900円、高校生:600円(生徒証提示)
小・中学生:200円、幼児(4歳以上):100円
65歳以上:無料(証明書提示)
※その他園内には有料施設あり
駐車場(普通車)有料:500円 ※冬期300円 (12/1~3/15)
約1,100台
問い合わせ047-457-6627 (公財)船橋市公園協会
公式サイトhttps://www.park-funabashi.or.jp/and/
※詳細は公式サイトにてご確認ください
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