冬でも釣れるの? 12月のアメリカナマズ釣り(2023年12月9日)

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手軽に大物が釣れると言われているアメリカナマズ釣りですが、水温が下がってくる冬はどうなのでしょうか。今回は12月のアメリカナマズ釣りの様子をお伝えしていきたいと思います。

アメリカナマズ釣りについて

アメリカナマズは食用目的で日本に持ち込まれ養殖されていましたが、逃げ出した個体が大繁殖してしまい、現在は特定外来生物に指定されています。雑食性で食欲旺盛なため比較的簡単に釣ることができ、特に茨城県霞ケ浦周辺で人気のターゲットになっています。子でもでも簡単に40cm~50cmの魚が釣れるのはなかなか魅力的です。

アメリカナマズ釣りに必要な道具やポイントは別の記事にまとめておりますので、これから始めたい方は是非そちらからご覧ください。

1年中釣ることができる魚と言われていますが、水温が低くなると水深のある深場でおとなしく過ごすようになります。よく釣れる時期は5月~10月頃ですので、12月という時期は少し厳しい状況が予想されますが、果たして今回は釣れるのでしょうか。

4月の釣りレポートはこちらからご覧いただけます。
8月の釣りレポートはこちらからご覧いただけます。

情報収集と仕掛けの調達

釣り場を決めるにあたり、今回は「潮来つり具センター」でオススメのポイントを聞いてみることにしました。ご存知の方もいると思いますが、こちらは釣りの王様と言われる村田基さんのお店で、アメリカナマズは専用のコーナーを設けるほど力を入れています。いろいろ聞いてみたい方は是非立ち寄ってみてください。

店内に入るといきなり店主の村田さんがいらっしゃったのでちょっと緊張してしまいました(笑)。お忙しそうだったので別の店員さんにいまの状況を聞いてみると、やはりこの時期は魚が深場に落ちているということで、遠くに投げた方がよいというアドバイスをいただきました。あわせて、水深がある場所をいくつか教えていただきました。エサについても魚を寄せるためには練り餌が効果的ということでしたので、今回はキャットフィッシュベイトとオリジナル仕掛けも使ってみることにしました。

今回の釣り

12月という寒い時期なので、日が昇って気温も水温も上がるお昼頃から釣りをしようと思い釣り場に向かいました。最初に訪れた場所は、水深が深いとオススメされた外浪逆浦です。潮来つり具センターから車で少し走ったところにあります。

今回もいつもと同じブッコミ釣りで狙います。広範囲を探るため竿は1.8mの柔らかい振出竿から3.6mの硬い投げ竿まで合計4本体制です。子どもでも扱いやすい1.8mの竿を新調してみました!

仕掛けは潮来つり具センターで購入したものに加えて自作のものも持参しています。エサは購入した練り餌(キャットフィッシュベイト)のほかにも鶏レバー、イカの塩辛、サバの切り身を用意しました。

鶏レバー
オリジナル仕掛け
塩で締めたサバ
イカの塩辛

待望のアタリ

8月に釣りに来た時は始めてすぐにアタリが出て魚が釣れましたが、この寒い時期はそう簡単には釣れないことが予想されます。最初は魚を寄せるイメージで、オススメの練り餌と血の匂いが強いレバーを選択。2本ずつ投入して反応を見ます。投げ竿で遠投したいところですが、鶏レバーは思いっ切り投げると千切れてしまうので、ふんわり投げ入れました。三脚に竿を置き、ドラグを緩めて竿先に鈴を付けたら準備完了。お昼ご飯を食べながらのんびりアタリを待ちます。

開始から1時間ちょっと経過した時、ようやく最初のアタリが出ました。隣合う2本の竿がほぼ同時にアタリましたが、残念ながらどちらも魚はかかりませんでした。

そこから30分後、今度はドラグを鳴らす大きなアタリが発生しました。餌は鶏レバーです。じっくりと次のアタリが来るまで待って合わせると魚がかかりました。そして45cmのアメリカナマズを釣り上げることができました!

前回の釣りで3匹釣り上げた経験からか、今回は子どもも落ち着いて釣り上げることができました。

持ち帰るための処理

釣った魚は持ち帰って食べるため、すぐに血抜きの処理をします。胸ビレと背ビレにある鋭いトゲに刺さらないよう、雑巾を魚に被せてしっかり押さえた後、エラをハサミで切ります。バケツに水を汲み、その中に魚を入れると血が抜けていきます。ある程度時間が経ったら鮮度が落ちないようにクーラーボックスに移して冷やしましょう。

※アメリカナマズは特定外来生物に指定されており、生きたままの移送が禁止されていますので、持ち帰る場合は必ず絶命させてからにしてください

その後もアタリは続く

1匹目が釣れた後も時々アタリが出ます。オススメの練り餌と鶏レバーのどちらにも反応がありました。一度鈴が激しく鳴ってドラグを出すアタリがありましたが、残念ながら魚を掛けることはできませんでした。

30分に1回ぐらいの頻度でアタリが出ましたが、小さなアタリが多く、気分転換も兼ねて場所移動することにしました。

場所移動

移動してきたのは店員さんにオススメされた水深のある常陸利根川です。何組か釣り人がいたため、少し奥のポイントで竿を出すことにしました。少し日が傾き始めた時間からのスタートです。

こちらでも4本の竿を出してアタリを待ちます。
なかなかアタリが出ませんでしたが、薄暮の時間帯(いわゆる夕マズメ)に差し掛かると小さいアタリが出始めました。

しかし大きなアタリにはならず、アッという間に暗くなってしまったので、17時前に納竿としました。冬は本当に日が短いですね・・・。

最終結果

今回は1匹のアメリカナマズを釣ることができました! しっかり血抜きもおこなったので、持ち帰って美味しく調理していきましょう。

アメリカナマズを調理

持ち帰った魚はフライでいただくことにしました。
アメリカナマズは表面にヌメリがありますが、熱湯をサッとかけて冷水にとった後、包丁でこそげ取るとキレイに取ることができます。背ビレと胸ビレのトゲに注意しながら捌いていきましょう。また、背骨が非常に硬いので骨を断つのが大変かもしれませんが、とても美味しい魚なので頑張って捌いてみてください。アメリカナマズの捌き方についてはこちらの記事でご紹介しています。

3枚におろして皮を引いたら、食べやすいサイズに切って衣を付けます。

こんがりきつね色に揚がったら完成です。

とても脂が乗っていてフワフワの身はとにかく美味しいのひと言です。よく言われる臭みも皮を引くことで気にならなくなります。他にもから揚げや天ぷら、かば焼きなどでも美味しく食べられますので、ぜひチャレンジしてみてください!

今回のまとめ

今回は冬の釣りでしたが、何とか1匹のアメリカナマズを釣ることができました。この日は天候に恵まれ、最高気温が20度近くまであがり、風もなく穏やかで快適に釣りを楽しむことができました。

釣りをしていたのは11時30分~17時00分でしたが、12時30分頃からアタリが出始めて、30分に1回ぐらいの頻度でアタリがありました。練り餌や鶏レバーの匂いで魚が寄ってきたのかもしれませんが、やはり夏の時のような活性の高さはなかったようです。

エサはオススメされた練り餌と鶏レバーを中心に、時折サバの塩締めとイカの塩辛も使いました。どの餌にもアタリはありましたが、今回一番反応が良かったのは鶏レバーでした。日によって反応が良いエサが違う可能性がありますので、次回も何種類かの餌を用意して試してみたいと思います。

道具は1.8mから3.6mの竿を使いましたが、小学校高学年ぐらいのお子さんでしたら3mぐらいの長さでも十分に扱えるかと思います。投げ竿は重いオモリを付けて遠くに投げることができるため、川幅の広い場所や流れの早い場所でオモリを流されないようにする時に力を発揮します。千切れやすい餌を使う時には針から外れて飛んでいかないように優しく投げてあげる必要がありますが、竿自体はしっかりしていて丈夫ですので、アメリカナマズの強い引きでも問題なくやり取りできて、多少強引にでも寄せてくることがでます。これから道具を揃えるのであればオススメです。

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最後に・・・
アメリカナマズは特定外来生物に指定されているため生きたままの移送が禁止されています。持ち帰る場合は必ず絶命させてからにしてください。
また、霞ヶ浦周辺では一部釣り禁止の場所もありますので、ルールを守って釣りを楽しむようにしてください。詳細は下記ページにてご確認ください。

◆茨城県ホームページ「釣りのルールとマナー」(外部リンク)
https://www.pref.ibaraki.jp/nourinsuisan/kasui/contents/ruleandmanner.html

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