大町梨街道 2025年8月中旬の販売状況(市川・松戸)

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夏恒例! 今年も大町梨街道の様子を見に行ってきました。直売所の営業状況や販売している梨の品種についてご紹介していきたいと思います。

大町梨街道の魅力

千葉県の市川市から松戸市を走る国道464号線沿いには、約50軒もの梨屋さんがあり、大町梨街道と呼ばれ、毎年8月頃になると道路の両脇にのぼり旗が立ち並び、賑わいを感じます。

その魅力は、何と言っても生産者さんから直接梨を購入できる点にあります。道路沿いに立ち並ぶ直売所では市場を通さずに梨を購入できるため鮮度は抜群で、これこそが直売所ならではの価値といえるでしょう。

※大町梨街道にある梨農園は下記のサイトよりご確認いただけます
大町梨業組合の梨農園ご紹介

直売所の営業状況

私が訪れたのは8月15日(金)の午前10時30分頃。お盆休みの時期とあって、道路沿いには梨を求めて立ち寄る車の姿が多く見られました。これまで毎年のように状況を見てきましたが、今年は昨年に比べて営業している直売所の数が多く、例年以上に活気を感じました。

今年の収穫は例年より遅れ気味

今回立ち寄ったのは、毎年訪れている板橋園です。直売所の奥の方では多くの化粧箱が積み上げられ、出荷の準備で忙しそうでした。

今回は豊水の地方発送をお願いしてきました。

園の方に伺ったところ、今年は全体的に生育が例年よりも遅れているとのことでした。現在出荷されているのは「幸水」が中心。例年であれば、豊水の収穫が始まる時期に差しかかっていますが、今年はまだ出荷が始まっていません。豊水については、9月に入ってから本格的に出荷が始まる見込みだそうです。梨の生育が遅れる要因としては、春先の気温やその後の天候の影響により、開花や実の成長が後ろにずれ込んだことが背景にあるようです。

■板橋園
 住所:千葉県市川市大町74
 電話:047-339-7411
※お店自体は街道に面していますが、駐車場は道を曲がったところに3台ぐらい止められるスペースがあります

幸水が最盛期

今、直売所に並んでいる梨の多くは幸水です。
幸水は果汁が豊富で甘みが強く、シャリっとした食感が特徴。暑さが厳しいこの時期に特に好まれる品種です。

梨の季節は短く、同じ品種でも旬はあっという間に過ぎてしまいます。そのため、幸水を味わえるのはまさに今の時期が中心となります。

豊水は9月以降に出荷予定

一方、もうひとつの代表的な品種である豊水は、まだ姿を見せていません。
豊水は幸水よりやや大玉で、甘さに加えてほどよい酸味を備えているのが特徴。濃厚な味わいを好む人々からは毎年高い人気があります。例年であればお盆の時期から少しずつ直売所に並び始めますが、今年は気候の影響により収穫が後ろにずれ込み、出荷は9月に入ってからとのことです。

このため、2025年の市川梨街道は、幸水の最盛期がもう少し続き、その後に豊水へと移っていく流れになりそうです。9月以降も街道を訪れれば、豊水をはじめとする多彩な品種が楽しめるでしょう。

まとめ

2025年の大町梨街道は、昨年よりも営業している直売所が多く、街道全体が活気にあふれていました。梨の生育は例年より遅れており、現在は「幸水」が最盛期。もうひとつの人気品種「豊水」は9月以降の出荷となる見込みです。

旬の果実をその時期に味わえるのは、市川梨街道ならではの魅力です。お盆時期には幸水を、そして9月に入ってからは豊水をはじめ、かおりや秋月、新高など、多彩な品種を楽しむことができます。

販売時期は気候や気温によって左右されますので、お目当ての品種がある場合は事前に問い合わせてから行くことをオススメします。

※大町梨街道にある梨農園は下記のサイトよりご確認いただけます
大町梨業組合の梨農園ご紹介

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