いよいよ受験シーズンが迫ってきました。関東の合格祈願神社といえば真っ先に浮かぶのが「湯島天神(湯島天満宮)」です。今回は12月中旬に行ってきた様子を含めて記事にしていきたいと思います。
※掲載している情報については最新でない場合がございます。おでかけの際はご自身で確認の上、ご利用ください
湯島天神はどんなところ?
まずは湯島天神について簡単に触れていきたいと思います(今回は歴史的な内容には触れません)。
湯島天神は、亀戸天神、谷保天満宮と並び関東三天神社に挙げられており、「学問の神様」と呼ばれる菅原道真を祀る神社です。毎年多くの受験生が訪れる関東随一の神社で、東葛地域からも大変アクセスの良い場所にあります。ちなみに松戸駅から湯島駅までは千代田線でわずか24分の距離にあります。
住所 | 〒113-0034 東京都文京区湯島3-30-1 |
交通アクセス | 東京メトロ千代田線「湯島駅」(徒歩約2分) 東京メトロ銀座線「上野広小路駅」(徒歩約5分) 都営大江戸線「上野御徒町駅」(徒歩約5分) JR山手線・京浜東北線「御徒町駅」(徒歩約8分) 東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目駅」(徒歩約10分) |
営業時間 | ■開門時間 06:00~20:00 ■授与所(お守り、お神札、絵馬等) 08:30~19:30 ■ご祈祷(学業成就、合格祈願、他) 09:15~16:30 ※受付時間 ※年末年始は営業時間が異なりますので公式サイトにてご確認ください |
駐車場(普通車) | 33台(有料) ※年末年始は台数規制あり。周辺道路が大渋滞するので、公式サイトでも公共交通機関での参拝を呼びかけています |
問い合わせ | 03-3836-0753 |
公式サイト | 湯島天神公式サイト (yushimatenjin.or.jp) |
合格祈願はいつ行ったらいいの?
時期
合格祈願に行く時期は年内がいいとか、初詣の時がいいとか、いろいろ気になってしまいますが、実際のところはいつ行ってもご利益は変わらないようです。そのためご自身の行ける(行きたい)タイミングで行けばよいでしょう。
混雑のピークは1月~2月中旬ですが、特に三ヶ日は約25~30万人の方の参拝が予想され、2~3時間並ぶこともあるようです。混雑を避けて参拝するのであれば、年内か2月中旬以降が良いのではないでしょうか。受験シーズンが近づくと寒さも一段と厳しくなり体調管理にも気を遣う必要があるので、個人的には年内に参拝しておくことをオススメします。
日取り
「大安」に代表される“六曜”と呼ばれる日取りの中で、縁起が悪いとされる「仏滅」や「赤口」を避けて、縁起の良いとされる「大安」や「先勝」に合格祈願に行った方が良いのではないかと考える方も多いと思います。しかし実際のところ六曜を気にする必要はなさそうです。その理由は、六曜が古来中国から伝わってきたものであるのに対して、神社は日本固有の宗教(神道)だからです。もしも六曜では縁起の悪い日だったとしても、神道の中では「普通の日」ということができます。
時間帯
時間帯についても特に決まりがあるわけではないようですが、神社では太陽が昇っている時に参拝するのが良いとされているので、午前中に行く方が良いでしょう。
2022年12月18日(日)に参拝した時の状況
当日は朝8時45分頃に到着しましたが、その時間はご祈祷の受付開始時間(9時15分)より前だったこともあり、人もまばらでした。それでもご祈祷には30人ぐらいの人が並んでいました。
社務所の販売所の方は絵馬を購入する方が2~3組でした。絵馬を書く場所も数人しかいなかったので、並ぶことなく参拝や絵馬を掛けることができました。
しかし9時を回ったあたりから少しずつ人が増えてきたので、ご祈祷の受付が始まる前に行った方が快適にお参りができるのではないかと思います。
合格祈願に行ったら何をするの?
合格祈願というとまずは参拝することが思い浮かびますが、ご祈祷を受けたり絵馬を奉納したり、ご自身の目的に合った形で合格祈願をすることができます。
参拝
正式なお参りは以下のような流れで行います。
- 鳥居をくぐる前に一礼
- 参道に入ったら真ん中を避けて歩く
- 手水舎に寄って両手を清め、口を漱(すす)ぐ
- お賽銭を入て、鐘がある場合は鳴らす
- 二拝二拍手一拝
・手を合わせながら2礼して、2回手を合わせてたたく
・お祈りは住所と名前、お願いごと(志望校合格)をつぶやく
・最後に1礼する
ご祈祷を受ける
合格祈願のご祈祷を受ける場合は受付が必要です(事前予約は不要です)。
- 受付時間・・・・・・09:15~16:30 ※予約不要
- 受付場所・・・・・・授与所(本殿東側) ※土日祭日は社務所等の場合あり
- 祈祷料(個人)・・・5千円・1万円・2万円
受付後は説明の通りにご祈祷を受け、授与品を受け取って完了です。
絵馬を奉納する
合格祈願の定番といえば絵馬ですよね。絵馬の奉納に関するポイントをまとめました。
- 社務所にて絵馬を購入します(サインペンは付属していました)
- 絵が描いてある面が表になりますので、裏面に願いごとを書きます
- 縦書き横書きの決まりは特にないので、書きやすい方で構いません
- 願い事は心を込めて書きましょう(大事なポイント!)
- 名前は、住所(都道府県程度)と名前(イニシャルなどもOK)を書くのが一般的です
- 絵馬は願いごとが見えるようにして、専用の場所に掛けます
お守りや合格祈願グッズを買う
社務所ではお守りをもちろん、合格祈願のグッズが売っています。
(郵送での受付もありますので、気になる方は公式サイトにて確認してみてください)
今回はお守り以外のグッズを2点ご紹介します。
学業成就鉛筆
六角形ではなく四角形の形状をした鉛筆です。これには「五を欠く=合格」というメッセージが込められているそうです。12本のうち前列の6本は格言入りで、後列の6本には格言が入っていません。包み紙の裏側に書いてありますが、試験によって格言の入っている鉛筆が使用できないことがあるので、その点を配慮して格言なしの鉛筆もあるということです。しかし実際のところは受験する学校によって対応が違ってくると思いますので、気になる方は直接受験校に問い合わせて確認してください。
入試突破はちまき
湯島天神では、力強く「入試突破」と書かれたはちまきが売られていました。
はちまきを勉強を始める前にキュッと締めることで、勉強に向かうスイッチが入って集中力が高まりやすくなります。また、はちまきに書かれた「入試突破」「必勝」「合格」といった言葉を頻繁に目にすることで、より一層気合が入ることでしょう。自分が受験に立ち向かうという意識を高めるという意味で、はちまきを巻いてみるのもいいかもしれません。
まとめ
今回は、受験シーズン直前の合格祈願についてまとめてみました。
毎日一所懸命勉強している子どもをみていると、親としても何とかしてあげたいという気持ちが湧いてきますよね。神様のお力添えもいただきながら、第一志望の学校に合格してほしいと願うばかりです。
いよいよ受験の日が近づいてきて一番大事な時期だと思いますが、我が子を信じて最後までサポートしていきましょう!