アニサキス発見の強い味方?! 3ワットのブラックライトで効果を検証

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近年、ニュースでも頻繁に報じられるアニサキスによる食中毒ですが、魚の生食をする際には避けて通れない問題です。今回はアニサキスを発見しやすくするブラックライトを使って確認してみた結果を紹介していきたいと思います。

アニサキスとは

アニサキスは日本の食中毒の発生件数が最も多い寄生虫です。仮にアニサキスを摂取してしまったとしても、ほとんどの場合は何もないのですが、まれに食中毒(胃アニサキス症がほとんど)を発症することがあります。食後数時間で激しい腹痛と嘔吐が発生しますが、病院に行き内視鏡手術で胃壁に嚙みついたアニサキスを摘出してもらうと、すぐに症状が治まるのも特徴です。

ここで言うアニサキスは幼虫の状態を指しており、見た目の特徴は長さ2~3cm、幅0.5~1mmぐらいの細長い糸状で、透明に近い白色をしています。

アニサキスが寄生している代表的な魚介類は、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどが挙げられます。もともとは魚介類の内臓に寄生していますが、魚介類が死亡した後に内臓から筋肉に移動していきます。

アニサキスは通常、寄生した7日後には死滅しますが、確実に死滅させるためにはマイナス20度で24時間以上冷凍するか、60度以上の温度で1分以上加熱する必要があります。しかし家庭用冷凍庫ではマイナス20度の状態を保つことが難しいため、もっとも安全な方法は加熱するということになります。

◆参考文献リンク:厚生労働省(アニサキスによる食中毒を予防しましょう)

アニサキスを探せるブラックライト

アニサキスは加熱することで死滅させることができますが、それでもやはり日本の食文化の中で、生食は欠かせないですよね。そこで活躍するのが今回ご紹介するブラックライト(UVライト)です。近年はネイルの硬化にも使われており、身近な存在になっています。

ブラックライトは紫外線を照射できるライトですが、アニサキスは波長が365nm(ナノメートル)付近の光を当てると反応して白く光るという性質を持っています。

探してみると波長365nmのブラックライトは結構いろいろと販売されていてどれを買おうか迷ってしまいましたが、とりあえず安価なものを購入してみることにしました。

消費電力が3Wとなっており、他の商品と比べると光量が弱いのかもしれませんが、まずは実験ということで価格重視で決めました。手に取ってみた最初の印象は、とにかく小さいことです。あとはUSB充電タイプで軽く、ストラップも付いていい感じです。

部屋を暗くしてスイッチを入れてみましたが、青白い光がなかなかいい感じです。

※ブラックライトの光は失明や目の障害を引き起こす可能性があるため、直視しないようにしてください

照射してみた結果

早速ブラックライトの効果を確かめるため魚を調達します。近所のスーパーで、調理されていない内臓付きのアジを2尾買ってきました。

イメージ写真


3枚におろした後、いつもと同じように目視でアニサキスを探していきますが、特に見当たりませんでした。


そこでブラックライトを照射してみると・・・何とアニサキスの姿がハッキリと映し出されました。

ブラックライトを購入して1回目の確認でいきなりの遭遇。しかも目視では確認できていなかったので、正直かなりビックリしました。もしかしたらこれまでも普通に見落としていたことがあるのかも知れません。やはり目視で探すのには限界があることを思い知らされ、ある意味とてもショックを受けました。幸いにもこれまでアニサキス症になったことはありませんが、これは毎回活用した方が絶対に良いと思ってしまいました。

まとめ

今回、とりあえず安価なブラックライトを購入して軽い気持ちで試してみましたが、いきなり見落としたアニサキスを発見するというショッキングな結果になりました。表面付近に付着していればかなりハッキリとした姿が確認できますので、目視を行わずとも簡単にアニサキスを発見することができます。しかも3Wという小さな電力のもので十分な効果を発揮してくれました。すべてのアニサキスを見つけることは難しいかもしれませんが、目視作業の負担もかなり減りますので、ぜひ1本持っておくことをオススメします。

※商品の詳細はYouTubeでもご紹介しています

その他にもアニサキス専用ライトとして販売している商品もあります。興味のある方は色々と探してみてはいかがでしょうか。

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