手作りチキンラーメンやオリジナルのカップヌードル作りが体験できる「カップヌードルミュージアム横浜」。年間100万人ほどの人が訪れる人気の施設ですが、日曜日はどの程度混雑しているのでしょうか? 今回は実際に日曜日の開館10分前に訪問した時の状況をレポートしてみたいと思います。
施設の概要
「カップヌードルミュージアム横浜」は、日清食品の創業者である安藤百福氏の功績を通じて「創造的思考=クリエイティブシンキング」に触れることのできる体験型ミュージアムで、2011年9月に開館されました。2023年1月には来館者数が1000万人を突破した大人気の施設です。建物全体が大変オシャレなデザインになっており、その中でさまざまな体験やインスタントラーメンの歴史に触れることができます。身近で馴染みのあるインスタントラーメンがテーマになっているため、お子さんでも興味を持って楽しむことができる施設になっています。
基本情報
住所 | 〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港2-3-4 |
交通アクセス | <電車> ・みなとみらい線「みなとみらい駅」または「馬車道駅」より徒歩8分 ・JR・市営地下鉄「桜木町駅」より徒歩12分 <車> ・首都高速神奈川1号横羽線「みなとみらいIC」より5分 |
開館時間 | 10:00~18:00(入館は17:00まで) |
休館日 | 火曜日 (祝日の場合は翌日が休館日)、年末年始 |
入館料 | 大人 (大学生以上):500円 高校生以下は無料 |
アトラクション利用料 | チキンラーメンファクトリー 小学生 600円 / 中学生以上 1,000円 マイカップヌードルファクトリー 1食 500円 カップヌードルパーク 1回 (30分間) 500円 |
駐車場 | 29台(営業時間:9:00-19:00) ・入館チケット提示で最初の1時間は無料、それ以降は30分毎に250円 |
問い合わせ | 045-345-0918 (案内ダイヤル) |
公式サイト | https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/ |
体験施設の紹介と混雑状況
ここからは各体験施設の紹介と、当日の混雑状況について見ていきたいと思います。
チキンラーメンファクトリー
こちらは「チキンラーメン」を手作りできる工房になっています。小麦粉を手でこねるところから始まり、製麺機で生地を伸ばして麺を切り出し、蒸したあとに味付けをし、最後は「瞬間油熱乾燥法」という技法で乾燥するまでの工程を体験することができます。
対象年齢は小学生以上。料金は、中学生以上:1000円、小学生:600円となっています。所要時間は90分で、1日4回(10:15、11:45、14:00、15:30)の開催があります。
体験は予約制(2人以上から)となっており、2人1組での体験となるため偶数人での予約を推奨しています。予約受付は3か月前から前日18:00までできるということで、訪問前日に覗いてみてみましたが空席なしでした。やはり土日はだいぶ先まで予約が埋まっている状況でした。
公式サイトによると当日のキャンセル待ちという制度はないようですが、キャンセルがあれば当日の受付も行っているようです。
当日の状況
ということで実際に行って状況を確認してみました。こちらの受付に着いたのは10:11です。
受付はエスカレーターをあがった3階にあります。左上のモニターには空き状況が映されていて、すべてが「×」になっていました。やはり今日は体験できないのでしょうか・・・。
しかしテーブルの上を見てみると、「本日空席がございます」と書いてありました。
早速、受付の方に確認してみると、この後すぐの10:15の回が2名、11:15の回に6名の空席があることを教えてくれました。今日は4回開催予定なのですが、空席を教えてくれたのは直近の2回分でした。他の回については質問しなかったのですが、もしかしたらそれ以降の時間帯も空きがあったかも知れません。
受付の方に「予約枠とは別に当日枠はあるのですか?」と聞いてみたたころ、基本は予約制ですが当日枠を用意している場合もあるということでした。ニュアンス的に毎回必ずあるかどうかはわかりませんが、当日でも早い時間に行けば体験できる望みは結構ありそうです。
マイカップヌードルファクトリー
こちらは自分の好きな具材を組み合わせ、カップにもデザインをすることでオリジナルの「カップヌードル」を作ることができる工房です。作業台の上にある専用のマジックでカップにお絵描きをした後、4種類の中からスープを選び、トッピングする具材を4つ選んだらパッケージングしてくれます。
こちらはチキンラーメンファクトリーとは異なり、年齢制限がないので小さなお子さんでも体験することができ、料金はひとり500円。所要時間は約45分で、30分おきに時間が設定されています。
体験したい場合は、事前にローソンチケットで「マイカップヌードルファクトリー利用券つき入館券」を購入するか、当日に整理券をもらう方法があります。当日の整理券は先着順で配布されます。
当日の状況
今回は開場の10:00より少し早い9:50に現地到着し、入館券の購入と一緒に整理券(無料)をもらいました。
チケットを購入した時点ではすべての時間帯に空席がありました。整理券は空いている時間の中から好きな時間帯を選ぶことができますが、整理券をもらう時に決める必要があります。今回は一番早い10:00の回の整理券をもらって実際に体験することにしました。
ちなみに、10:30過ぎの時点でもう一度空き状況を確認したところ、11:00の回は整理券配布終了となっていましたが、それ以降の時間はすべてに空きがありました。こちらのアトラクションは1時間程度待てば事前予約しなくても体験が可能だと言えそうです。
ちなみに訪問の1週間後、ホームページにて混雑状況を確認したところ、10:52の時点では12:00以降のすべての枠に空きがありました。やはり1時間程度待てば予約しなくても体験できそうですね。
実際に体験した様子
エスカレーターで3階にあがるとすぐに受付があります。整理券を渡して入場したら、まずはカップを購入します。
アルコール消毒をした後、カップのフタを受け取って進むと係員の方が体験方法について説明してくれます。説明が終わると、空いているテーブルに案内してもらえます。
まずは専用のマーカーを使って、カップに好きなデザインを描いていきます。
デザインが描き終わったら奥に移動して、カップに麺を詰めてもらいます。
続いて、スープと具材を選びます。スープは4種類の中から1種類、具材は12種類の中から4種類を選びます。具材については同じものを選ぶこともできます。
フタをしてもらい、シュリンク包装(販売されているものと同様にピッタリとフィルム包装された状態)にしてもらったら完成です。
最後は受付でもらったエアパッケージに自分で空気を入れ、バッグ状にして紐を通したら体験終了です。
我が家の場合、体験時間は約40分でした。ホームページに約45分と記載してありましたが、おおむね同じぐらいの時間で体験が完了しました。デザインにどれぐらい時間をかけるかで変わってきますが、その他の流れはスムーズでした。
カップヌードルパーク
こちらは小さいお子さんが楽しめるアスレチック施設になります。巨大な工場の中で自分自身が“麺”となり、製麺から出荷されるまでの生産工程を楽しみながら全身で体感していきます。
対象年齢は3歳以上小学生以下で、身長が90cm以上の子どもが利用できます。料金は1回500円で30分間(利用は25分間)となっています。
現在は運営休止中 ※運営再開しました
現在は残念ながら運営を休止しています。
※2023年5月10日(水)より運営を再開しています
公式サイト情報:https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/yokohama/news/16337/
その他の展示やアトラクション
ここからはメインとなる体験アトラクション以外の展示やアトラクションについてご紹介していきます。
NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-
世界のいろいろな麺を楽しめるフードコードです。店内は異国のアジアの屋台のような雰囲気で、異国情緒を楽しめます。
カップヌードルソフトクリームを試食
入口に看板が出ていて気になったのがカップヌードル味のソフトクリーム。ちょっぴり勇気を出して(笑)食べてみました!
見た目はほぼカップヌードル(笑)。トッピングされている本物の具材がリアルな感じを醸し出しています。恐る恐る口に運んでみると、まずはフリーズドライの具材の食感がカリカリっとして面白い感じでした。ソフトクリームの部分はほんのり醤油を感じられる味付けで、食べ進めていくうちに段々クセになるような味わいでした。他店でみたらし団子味のソフトクリームというのもあると思いますが、それに近い感じでしょうか。思ったよりも美味しかったです。
他にも期間限定で、謎肉丼などというメニューもありました。
インスタントラーメン ヒストリーキューブ
これまでのインスタントラーメンのパッケージが年代順に展示されていました。3000点を超える数のパッケージがオシャレに展示されています。
百福シアター
こちらは日清食品の創業者である安藤百福氏の生涯を知ることのできる14分間の映像が見られるシアターです。世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明し、90歳を超えても宇宙食ラーメンの開発を行っていたその情熱に脱帽です。CGの映像で構成もわかりやすく、子どもたちも飽きずに楽しく見ることができました。
百福の研究小屋
百福シアターを出ると、安藤百福氏が研究に使用していた小屋を再現した展示があります。
クリエイティブシンキング ボックス
安藤百福氏は、誰も思いつかなかったようなアイデアをいくつも形にしてきた偉人ですが、その好奇心と創造的思考 (クリエイティブシンキング) を表現した展示物が見られます。
安藤百福ヒストリー
安藤百福氏の生涯について、全長約58mの大パノラマで紹介されています。97歳という長い人生の足跡を当時の時代背景とともに知ることができます。この人がいなかったらインスタントラーメンがなかったかもしれないと思うと、感慨深いものがあります。NHK連続テレビ小説「まんぷく」のモデルにもなっていましたので、ご覧になった方はより興味を持ってみることができるのではないかと思います。
ちなみに、安藤百福氏の生涯を描いたマンガも発売されています。子どもにも読みやすいと評判ですので、現地で楽しんだ後にご覧になってみてはいかがでしょうか。
ミュージアムショップ
ミュージアムの入口には売店があります。かわいらしいチキンラーメンまんじゅうやチキンラーメンサブレなど、オリジナルグッズも多数販売されています。
CUPNOODLES “B-玉”COASTER
最後はミュージアムの外にある展示です。工場をイメージしたコースを大量のビー玉が滑走するウインドウディスプレイ型のコンテンツです。実際の製造工程を模したものではありませんが、小さいお子さんたちが興味津々でかじりつくように見ていました。
その他の館内施設の詳細は公式ホームページにてご確認ください。
■カップヌードルミュージアム 公式サイト
https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/
まとめ
今回は手作りチキンラーメンやオリジナルのカップヌードル作りが体験できることで人気の「カップヌードルミュージアム横浜」の日曜日の混雑状況についての情報をお届けいたしました。
確実に体験したいのであればもちろん事前に予約してから行くことをオススメしますが、当日でも朝イチに行けばほとんどの体験施設を楽しむことができるのではないかと思います。特に「マイカップヌードルファクトリー」に関しては、ある程度待つことができるのであればほぼ確実に体験可能だと思います。一方の「チキンラーメンファクトリー」については、やはり事前に予約してから行った方が無難だと思います。
施設全体がオシャレな雰囲気であるのに加え、テーマも「インスタントラーメン」というとても身近なものなので、子どもと一緒に十分楽しむことができました!