初めてフォレストアドベンチャー・ターザニアを利用する前に知っておきたいこと まとめ

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先日、千葉県長生郡にあるターザニア(TARZANIA)に初めて行ってきました。事前に調べてわからなかったことや実際に行ってみて感じたことなど、初めて行く方の参考になればと思い、今回の体験情報をまとめていきたいと思います。

ターザニアはどんなところ?

フォレストアドベンチャー・ターザニアは千葉県長生郡にある自然共生型アウトドアパークで、樹の上に設置された数々のアクティビティにチャレンジする本格的なアスレチック施設です。樹の上を渡り歩いたり、ジップスライドと呼ばれる樹と樹の間に架けられたワイヤーロープに安全装置のカラビナを掛け、プーリーと呼ばれる滑車を使って滑り降りたりすることができます。

体験できるコースの種類

ターザニアは子どもから大人まで楽しめるようにいくつかのコースが用意されています。それぞれ身長制限などの利用条件がありますので、特に小学生ぐらいのお子さんを連れていく場合には事前によく確認してから行く必要があります。

アドベンチャー&ロングジップスライドコース(約2時間)

ターザニアのメインのコースにあたるアドベンチャーコースは、ロングジップスライドとセットになっています。公式サイトに記載してあるターザニアスイングはエキサイトコースの中のアクティビティとなっており、別料金がかかりますのでご注意ください。

<利用条件>
身長140cm以上、体重110kg以下
中学生以下の場合:保護者(18歳以上)が一緒にプレーする必要があります
高校生:保護者の同伴プレーは不要ですが、地上からの付き添いが必要です

森の高低と特徴を生かした難易度の高いコースです。中でもターザニアスイングは樹の上から目の前にあるネットに飛び移るスリル満点なアクティビティです。

【公式】フォレストアドベンチャー・ターザニア:https://www.tarzania.jp/about.php#tar-about-detail-av

◆参考料金:5,000円 ※日程による変動あり

キャノピーコース(約1時間)

アドベンチャーコースより難易度を抑えた、小学校低学年ぐらいのお子さんでも楽しめるコースです。

<利用条件>
身長110cm以上、体重110kg以下
小学3年生未満の場合:保護者(18歳以上)が一緒にプレーする必要があります
小学3年生以上の場合:保護者の同伴プレーは不要ですが、地上からの見守りが必要です

アドベンチャーコースより高さや難易度をやや抑えているので、より幅広い方にご利用いただくことができます。
お子様はもちろん初めてチャレンジする大人まで家族みんなで幅広く楽しめます。

【公式】フォレストアドベンチャー・ターザニア:https://www.tarzania.jp/about.php#tar-about-detail-can

◆参考料金:3,500円 ※日程による変動あり

キッズコース(45分遊び放題)

2023年7月22日(土)に新設された小さな子ども向けのコースです。
保護者の方と手を繋げる距離で遊べるのでお子さんも安心です。

<利用条件>
身長90cm以上、小学2年生まで
保護者の同伴プレーは不要ですが、地上からの見守りが必要です

小さなお子様向けのコース!
約1m~2mの低い位置に設置しながらも、山の地形を利用したジップスライドも体験出来ます。
リソルの森へご宿泊の方はキッズコースを無料でご利用いただけます。(キャンプサイトご宿泊の方を除く)
キッズコースご利用の場合は、ご予約をお願いいたします。

【公式】フォレストアドベンチャー・ターザニア:https://www.tarzania.jp/about.php#tar-about-detail-kids

◆参考料金:1,500円 ※日程による変動あり

ロングジップスライド(約15分)

滑走時間約1分という、まさにロングなジップスライドです。スタート地点から遥か遠くにゴール地点が見えます(笑)。ロングジップスライドを単体で利用する場合は駐車場の場所が異なりますのでご注意ください(リソルの森P1に駐車)。

<利用条件>
身長140cm以上、体重110kg以下
保護者の同伴プレーは不要です

445mのジップスライドを約1分間滑り降ります。2人同時で並走できるのが魅力です。
ロングジップスライド単体でのご利用も可能です。 上記の場合、受付はターザニアではなく、ロングジップスライドシャレーとなります。
※駐車場はリソルの森P1をご利用ください。

【公式】フォレストアドベンチャー・ターザニア:https://www.tarzania.jp/about.php#tar-about-detail-long

◆参考料金:1,500円 ※日程による変動あり

その他の施設

フォレストアドベンチャー・ターザニアは、「リソルの森」という広大なリゾート地内の施設になっており、併設されている屋外プールやスパの利用も可能です。詳しくは公式サイトにてご確認ください。
フォレストアドベンチャー・ターザニア(公式サイト)

予約について

基本、予約は必要!

ターザニアは事前予約制となっています。この予約はスタッフによる安全講習の受講に定員があるために必要である旨がホームページのFAQに記載されています。また、予約に空きがあれば当日でも利用できるとも記載されていました。

予約については公式サイトのほか、旅行サイトの「じゃらん」からでも可能です。しかし、じゃらんでは土日の予約は受け付けていないようですので、土日に遊びに行くことをお考えでしたら公式サイトから予約を行ってください。なお公式サイトでは、利用1時間前まで予約の受付をしています。
フォレストアドベンチャー・ターザニア(公式サイト)

いつごろ予約すればいい?

私たちは夏休み後半の8月下旬に行こうと計画していましたが、具体的な日にちまでは決めていませんでした。7月中旬にチェックした時点ではまだまだ予約枠に空きがありそうだったので一旦様子をみて、8月に入ってから改めて確認してみることにしました。

実際に訪れたのは2023年8月26日(土)。夏休み最後の土曜日ですが、予約をしたのは約10日前の8月15日(火)です。その時の予約状況をまとめてみました。

<約10日前の予約状況>
8月15日(火)時点の予約状況は以下のようになっていました。これを見る限り、予約人数は1枠15人に設定されているようです。夏休み中の土曜日でしたが、10日前でも十分予約が取れる状況にありました。我が家はこの時点で予約を行いました。

<前日の朝の予約状況>
続いては体験前日の8月25日(金)朝の予約状況です。時間帯によっては半数以上埋まっていますが、まだほとんどの時間帯で予約が取れる状況にありました。

<前日の夜の予約状況>
そして最後は前日の8月25日(金)夜の状況を確認しました。このタイミングになると午前中を中心に空きのない時間帯も増えてきますが、お昼前から午後の時間であればまだまだ予約が可能な状況になっていました。

屋外のレジャーということもあってか、みなさん結構直前に予約をして体験に行っているような感じなのでしょうか・・・。

予約時に気を付けた方がいいこと

予約を行う際に気を付けた方がいい点として、予約時間と集合時間が異なる点が挙げられます。予約確定メールの当日の流れには「ご予約30分前に受付にお越しください」と書かれています。さらには、駐車場から受付まで徒歩10分とも記載されています。つまり現地到着時間は、予約時間の40分前ということになります。イメージしている予約時間よりも相当早く行かなければならないので、そこを考慮に入れて予約時間を設定した方がいいでしょう。

決済方法は?

現地で決済する場合は現金かPayPayでの支払いとなりますが、公式サイトから予約した場合はクレジットカード決済ができます。

服装や持ち物について

服装は?

ズボンとシャツ、運動靴、そして軍手着用も必須です。サンダルやハイヒール、スカートでのプレイは禁止になっています。軍手は受付前で販売していて500円で購入することもできます。その他、シューズの貸し出し(有料)や靴下の販売もしています。

【公式】フォレストアドベンチャー・ターザニア:https://www.tarzania.jp/
ターザニアのロゴの滑り止めが付いた軍手

持ち物は?

着替えは絶対に必要です。コースを回っている間に汗をかく上に、ジップスライドでは背中から着地してしまうことも多々あります。汗に土がついてドロドロになりますので、終わったらすぐに着替えられるように着替えを用意していきましょう。その他には虫除けスプレーもプレイ前に使用した方がいいと思います。森の中のレジャーになりますので当然多くの虫がいます。実際、現地についてすぐに耳元で羽虫が飛んでいる音が聞こえてきました。またプレイ中にはスズメバチが飛んでいる姿も見かけました。

プレイ中は両手を使うことが多いので、カメラやスマートフォンを持ってプレイする場合はボディバッグやウエストポーチなどに入れて持ち歩く必要があります。ご自身もプレイしながらお子さんを撮影する場合は、動きやすいように最小限の荷物で行動することをオススメします。

当日、体験までの流れ

駐車場はどこを利用すればいい?

ターザニア単体の利用またはターザニアとロングジップスライドの両方を利用する場合は、P4(リソルの森第4駐車場)に駐車します。ロングジップスライドだけを利用する場合のみ、P1(リソルの森第1駐車場)に駐車する形になります。ターザニアとロングジップスライドは意外と場所が離れているので間違いのないようにご注意ください。

P4駐車場からターザニア受付までの行き方

P4駐車場からターザニアの受付までは約10分歩きます。こう言っては何ですが、とてもわかりづらいです。公式サイトに道のりの動画がありますので、事前にチェックしてからお出掛けすることをオススメします。

30分前までに集合のはずだったけど・・・?

今回予約したのは朝イチの9時でした。事前の案内では「30分前に受付にお越しください」と記載されていたため、遅れないよう余裕を持って1時間ほど前に駐車場に到着していました。そこから入口まで歩き、8時15分頃に到着したのですが、その時点では開いておらず、結局開門されたのは集合時間ギリギリの8時30分になる直前でした。。。
事前の案内文から「30分前に受付に行かなければならない」と解釈したのですが、スタッフの方に聞いてみたところ「30分前に受付開始で、講習は予約時間にスタート」ということでした。今回は早めに行ったからか予約時間の5分前に講習開始となりましたが、なんだかモヤモヤしてしまいました・・・。

受付で行うこと

受付はターザニアの門をくぐって少し登った右手にある小屋で行います。

ここで確認書の提出が必要になりますが、事前に公式サイトからダウンロードして記入していくと受付がスムーズにいきます。事前に用意していない方は、受付前で備え付けの用紙に記入しても大丈夫です。

熱中症対策として一人ひとつ塩タブレットをもらいました。

貴重品をロッカーに預けたり手荷物を置いてからフィールドに向かいます。

手荷物はカゴに入れてコースへ
貴重品を預ける有料ロッカー
仕切りのない簡易的な更衣室があります

身長のチェックはある?

体験はコースごとに身長制限がありますが、実際のチェックはありませんでした。受付の前には身長を測定できる棒状のメジャーがありますが、特にチェックされるようなことはなかったです。

アドベンチャーコース体験の流れ

私たちはアドベンチャーコースを体験してきました。アドベンチャーコースは全部で6コースあり、番号順にコースを回っていきます。戻ったり、途中からコースに入ることはできません。そして6コースのすべてにジップスライドがあります。木の上から地上に降りてくるパターンが多いですが、木と木の間を渡り、空中着地するようなものもありました。

コース説明の看板

安全講習を受講

まずはじめにスタッフの方から道具の使い方のレクチャーを受けます。道具の取り扱い映像を見た後、スタッフの方にハーネスを装着してもらい道具の説明を受けます。一度ハーネスを装着してしまうと、トイレに行く時には外さなければならないため、プレイ前にトイレは済ませておきましょう。

ターザニアのプレイ中に使用する道具は大きく2つあります。1つは「カラビナ」です。日常生活で使っている人も多いかもしれませんが、カラビナは一部分を開閉することができる金属製のリングです。カラビナをワイヤーロープに引っ掛けておくことで、万が一落下した時の安全装置の役割を果たします。もうひとつの道具は「プーリー」で、こちらはいわゆる滑車です。ワイヤーロープの上に乗せ、滑り降りてくる感じになります。ワイヤーロープの上にプーリーを乗せると言っても単に乗せる訳ではなく、ワイヤーロープから外れない仕組みになっていますのでご安心ください。

道具の説明を受けた後、スタッフの方に案内された練習コースでひと通りのレクチャーを受けてからプレイ開始となります。

体験で気になること、あれこれ

手荷物を持ってプレイできる?

基本、両手が空けられる状態であれば、ウエストバッグやボディバッグを背負ってプレイすることは可能ですが、極力身軽な状態でプレーした方がよいと思います。私は500mlのペットボトルが入るサイズのボディバッグを背負いながらプレーしましたが、ジップスライドで背中から着地することもありますので、理想は何も持たない方がよいかと思います。ちなみに子どもがたすき掛けしていた水筒は、受付のスタッフから置いていくように指示されました。子どもはバッグなど何も持たず、手ぶらでプレイするのがいいでしょう。

身長制限ギリギリ(140cm)でも大丈夫?

我が家は子どもの身長が140cmになったらターザニアに行こうと決めていました。そして実際に連れて行ってプレイした感じでは、ひと通りプレイすることはできるけど、結構ギリギリな部分もあったというのが感想です。歩幅だったり、足場のロープと手で掴むロープの間隔がギリギリ届くぐらいのものもありました。他には、ワイヤーロープにプーリーを通す時にプーリーを持ち上げて逆さまに通す場所があるのですが、そこは腕をめいっぱい上に伸ばさないと通せず、苦労する場面もありました。それでも140cmの身長で、何とか最後までクリアすることはできました。

運動不足の大人でも大丈夫?

通常のアスレチック施設の場合、登ったり降りたりという縦の動きも多くありますが、ターザニアの場合は、大体のコースが階段を登ってから樹の上アトラクションを横に移動し、最後はジップスライドで滑り降りる形になります。横の動きが中心で、自分の体重を支えるような負荷が少ない分、運動不足だったり肥満気味の方でも十分クリアできるコースになっているのではないかと思います。

ちなみに私はアラフィフでポッチャリ肥満の万年運動不足オジサンですが、アドベンチャーコースをリタイアすることなく無事にゴールすることができました。翌日から3日ほど腹筋がバキバキに筋肉痛になりましたが、腕や足は思ったほど筋肉痛にはなりませんでした。子どもと同伴プレーできるか不安な方もいると思いますので、ちょっとでも参考になればと思い実体験を書かせていただきました(笑)。

高くて怖くない?

高所でのプレイが怖かったかという点では、命綱がある分あまり高さへの恐怖は感じませんでした。通常のアスレチックの場合は命綱がないので、落ちたらケガをするのではないかと不安になりますが、そこは命綱に任せて思いっ切りプレイできたと思います。もちろん、高所恐怖症の人は別だと思いますが・・・。

メガネは付けたままで大丈夫?

大丈夫です。スタッフの方から特に何も言われません。実際にメガネをつけたままでプレイしましたが、特に問題はありませんでした。

ロングジップスライドへの移動

アドベンチャーコース終了後、すべての荷物を持ってロングジップスライドの受付まで徒歩で移動します。これが案外遠くて、山道を登って7分程度歩きます。

ロングジップスライド体験の流れ

受付で行うこと

ロングジップスライドの受付に着いたら、ターザニアをプレイしてからこちらに来た旨をスタッフの方に伝えます。するとすぐに体験場所に案内してもらえました。ここの受付はロングジップスライドのみを体験する方が手続きをするのがメインなのだと思います。スタッフの方も少なく、周囲の方もどのように受付するのか迷ってらっしゃる感じでした。

ロングジップスライドの体験後は、ゴール地点でそのまま解散となります。こちらの場所には戻ってこないため、手荷物がある場合は、スタッフの方に声をかけてリュックサックを借ります。そこに子どもの水筒など、ターザニアの体験では持参できなかった荷物をまとめて入れて、ロングジップスライドを滑り降りる形になります。

ロングジップスライドを体験

ロングジップスライドは丘の上からスタートし、445m下ったところに着地します。約1分間の滑走はとても気持ちが良かったです。

ロングジップスライドは2人同時に体験することができます。しかし同時にスタートしても、体重などによってだいぶスピードも変わってきます。また、体重が軽い子どもの場合は、終点の手前で止まってしまうこともあります。そんな時は終点にいるスタッフの方が迎えに来てくれますので安心してください。

スタート地点

体験後の移動

ゴール地点から少し歩くとP4駐車場がありますので、着地後はそのまま歩いて駐車場に向かい体験終了となります。リュックサックを借りた場合はゴール地点にいるスタッフに返却すればOKです。

ゴール地点

なおロングジップスライドのみ利用する場合はスタート地点のすぐそばにあるP1駐車場に車を止めていると思いますが、長い丘を歩いて登る必要はないのでご安心を。ゴール地点には自動運転のカートがあって、それに乗って出発地点まで戻ることができます。

以上がターザニアとロングジップスライドの体験の解説になります。

まとめ

ターザニアのいいところ

ターザニアのいいところを挙げるとすれば、あまり干渉されず自由に楽しめるという点があります。施設のコンセプトとして「子供の自立心を養い、コミュニケーション力を育む。大人はリスクマネジメント能力を養成する。ターザニアは教育的要素も含まれる施設」、「自分の安全は自分で守る」ということを掲げていて、その点ではコンセプト通りの施設だと思いました。自由にやらせてもらえるのは、このご時世ではあまりないかもしれませんね。

また、1回のスタート人数が限られているので、混雑の中で後ろから来る人のプレッシャーを気にしながらプレイする必要がなく、自分たちのペースでじっくり楽しむことができました。特に我が家はスポーツ万能一家でもなく、普段のアスレチックだと後ろから来る人を待たせてしまい申し訳ない気持ちになることが多いのですが、そのような心配がなく楽しめたことは大きかったです。

気になったところ

これは自由にやらせてもらえることの裏返しかもしれませんが、スタッフの方の配置が少なく、全体的に案内板なども少なめで、所々わかりにくい印象を受けたました。特に大きく困ることはありませんでしたが、他の施設などと比べるとサポート面で物足りなさを感じたのも事実でした・・・。

今回の記事は以上です。

いかがでしたか? 今回はターザニアの予約から実際に体験した様子のレポートまでをお届けいたしました。この記事を読んでいただき、初めて行かれる方の疑問が少しでも解消できましたら幸いです。

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