今や車を運転する際に欠かせない存在となっているETCカード。先日、わが家でドライブに出かけた時、突然カードが認識されなくなるというトラブルがありました。「車載器の故障?」「カードの不具合?」といろいろ考えて悩んだのですが、結末は驚くほどシンプルなものでした。もしも同じ状況で困っている方がいたら参考にしていただければと思い、経験談をまとめてみました。
原因の切り分けができない・・・
トラブルのきっかけは、ある日のドライブ。高速道路を降りた直後ぐらいのタイミングで、車内に「ピーッ」という小さな警告音が鳴ったような気がしました。
その時は「何かの音かな?」と深く考えずに帰宅したのですが、次に乗車した際、車載器が「カードを認識できません」とエラーを出すようになってしまったのです。何度かカードを挿し直してみましたが結果は変わらず・・・。
「原因はなんだろう?」とあれこれ考えてみたものの、うまく切り分けられずになかなか前に進みませんでした・・・。
- カード自体の不具合?
→1枚しか持っていないので判断ができない・・・ - 車載器の故障?
→購入して1年も経っていないに壊れるものかなぁ。エラーメッセージは流れるし・・・ - 前回の「未払い」によるロック?
→正直覚えてないけど、もしかしてETCカードの支払いができてないとか・・・
特に不安になったのが3つ目の未払いの可能性です。おぼろげな記憶を辿ってみると、高速道路を降りる時に正しく反応していなかったような気もしてきました。もし未払いのままだったと考えると、カード側に何らかの制限がかかっているかもしれない・・・。そんな不安が、考えをより複雑にさせてしまいました。。。

私がまずやったこと
もし「ETCが反応せずに通過してしまったかも」と思ったらどうすればいいのか。ネットで調べてみると「放置は厳禁。速やかにNEXCO東日本などの道路管理会社へ自己申告が必要」という情報が出てきます。放置すると督促状が届いたり、割増金を請求されたりすることもあるそうで、調べれば調べるほど不安になります・・・。
そこで私は、問い合わせをする前にまずクレジットカードの利用明細を確認してみることにしました。ところが、ここでまた壁にぶつかります。高速道路を乗り慣れていないこともあり、明細に記載されたインターの名前を見ても「あれ、どこで乗ってどこで降りたんだっけ?」と記憶が曖昧で確信が持てません。それでも地図アプリなども見ながら入口と出口の記録をチェックしていくと、どうやら記録上はきちんと支払いができているようでした。
カードを再発行しても解決せず・・・
カードが反応しないということは、カード自体に問題があるのかもしれないと考えた私は、カード会社に連絡して再発行を依頼しました。 数日後、「これで解決してくれ」と願いながら新品のカードを挿入してみたのですが、残念ながら結果は変わらず。。。「カードを認識できません」という悲しいアナウンスが流れました。
この時点で、正直もうどうしていいかわかりませんでした。車載器は「カードを認識できません」と言っているので、機械そのものが壊れているわけではないんじゃないかと思ってしまいます。でも新品のカードでも受け付けてくれない。支払いも問題なさそう・・・。。困り果てた私は、藁にもすがる思いで車載器を取り付けてもらったカー用品店へ相談に行くことにしました。

意外過ぎる盲点
お店に到着した私は担当の整備士さんに今回の事情をお伝えしました。すると整備士さんは「そのETCカード、いま持っていますか?」と私のカードを持ってピットの方へ向かいました。
数分後、戻ってきた整備士さんは開口一番、 「使えるようになりましたよ!」と笑顔で言いました。
話を聞いてみると、まず最初に整備士さんご自身のETCカードを私の車の車載器に挿入して動作を確認しみたそうです。するとすんなり認識。これで「本体は壊れていない」という切り分けが確定しました。
その後、私のカードの問題を特定してくれたのですが、原因はまさかの「ICチップの汚れ」でした。新品のカードにも関わらず・・・です。
ちょっと驚いたのは、整備士さんが検証に使ったカードです。かなり使い込まれている様子で、ICチップの部分に結構すり傷があるように見えましたが、それでも機械はしっかり反応しています(失礼ながらそのカードの方が反応しなそうだと思ってしまいました)。一方、私のカードは届いたばかりの傷ひとつない新品の状態です。それなのに「汚れ」が原因で認識されないとは・・・。なんとも不思議で、拍子抜けするような結末でした。

解決のポイント
整備士さんいわく、これは「よくあること」なのだそうです。
- 新品のカードでも、製造時の微細な油分や、ほこりがついていることがある
- 車載器の読み取り部分は結構シビアで、ほんの少しの汚れで接触不良を起こすこともある
ここで重要なのが、ティッシュや布を使わず、自分の指で直接チップをキュッキュとなぞるように拭うことだそうです。布だと細かい繊維やホコリが付着してしまい、それが逆に読み取りを邪魔してしまうことがあるそうです。なので指で拭うことがポイントだと教えてくれました。
指でサッとこするというもっともシンプルで簡単なこの方法が、実は一番確実で手軽な解決策だったなんて、何ともビックリでした(笑)。
今回の結論
もし皆さんの車のETCが突然反応しなくなったら、車載器の修理やカードの再発行を考える前に、まずはカードのICチップ部分を指でキュッキュッと拭ってみてください。
今回私は、「未払いかな?」「故障かな?」と数日間悩み、明細ともにらめっこし、再発行の手間までかけたたのですが、その苦労は何だったのかと思うぐらい、あっけなく解決してしまいました(笑)。
みなさんも車載器の故障やETCカードの破損を疑う前に、ぜひ一度やってみてください!


